ヤバイTシャツ屋さんの「PAC-MANISM」。このタイトルを見た瞬間、私は笑ってしまいました。「PAC-MAN(パックマン)」と「MANIA(マニア、熱狂)」、そして「ISM(主義、思想)」を組み合わせた造語。つまり、「パックマン主義」。
この曲は、1980年代から愛され続けるゲーム「パックマン」を題材に、人生の生き方を歌った、一見ふざけているようで実は深い楽曲です。ドットを食べて逃げ回るパックマンの姿に、現代を生きる私たちの姿を重ね合わせる——この発想が、ヤバTらしくて最高だと思います。
今回は、この遊び心満載の楽曲を、約5,000文字で真面目に(?)考察していきたいと思います。
- 「8-bit worldでドットイート ゴーストにガン飛ばしながら逃げる」
- 「マストでフルーツ盛り かっさらって食う」
- 「鍵 ベル パックりながら逃げる」
- 「80’sからずっとスター 黄色いナイスキャラ」
- 「Never stop Insert Coin済みやで人生は 気付いたらGAME OVER」
- 「I’m PAC PAC! Let’s eat creation. I’m PAC! No hesitation!」
- 「お腹いっぱいってか夢いっぱい もう知らん間に家中きみでいっぱい」
- 「飄々とした表情に憧れるよ 生き様から学びたい」
- 「We are PAC-MANIA VICTORYや 行こうかな向こう側」
- 「逃げ切れ コンディション次第では Turn around, FIGHT BACK.」
- 最後の繰り返し — 人生ゲームの再確認
- まとめ:パックマン主義で生きる
「8-bit worldでドットイート ゴーストにガン飛ばしながら逃げる」
冒頭から、パックマンの世界観が展開されます。
「ドットイート」という行為の意味
パックマンのゲーム性は極めてシンプル:迷路の中のドット(餌)を全部食べながら、ゴースト(敵)から逃げる。
パックマンの基本行動:
- ドットを食べる(目的達成)
- ゴーストから逃げる(危機回避)
- パワーエサを取ると、逆にゴーストを食べられる(攻守逆転)
「ガン飛ばしながら逃げる」
この表現の面白さ:
- 逃げているのに「ガン飛ばす」(威嚇)
- 弱者なのに強気
- でも、実際は逃げている
- 虚勢と現実のギャップ
私は、これが現代人の生き方と重なると思うんです。社会で強気に見せながら、実際は必死で逃げている。でも、それでいい。逃げながらも、前を向いている。
「マストでフルーツ盛り かっさらって食う」

パックマンには、時々フルーツ(ボーナスアイテム)が出現します。
「マスト」という現代語
「マスト(must)で」「かっさらって」——この若者言葉とゲーム用語のミックスが、ヤバTらしいです。
「マストでフルーツ盛り」の意味:
- 絶対に取らなきゃいけない(機会を逃すな)
- フルーツは高得点(ボーナスチャンス)
- 「盛り」という大盛り感(貪欲さ)
- 「かっさらって」(奪い取る積極性)
| パックマンの行動 | 人生への比喩 |
|---|---|
| ドットを食べる | 日常のタスクをこなす |
| フルーツを取る | チャンスを掴む |
| ゴーストから逃げる | 問題から逃げる |
「鍵 ベル パックりながら逃げる」

「パックりながら」——「パックマン」と「食べる(パクパク)」を掛けた言葉遊び。
逃げながらも食べ続ける姿勢
この矛盾した行動の意味:
- 危機的状況でも、やるべきことはやる
- 逃げることと、目的達成は両立できる
- マルチタスク的な生き方
- 諦めない姿勢
私は、この「逃げながらも食べる」という姿勢に、現代のサバイバル術を感じます。逃げることは恥じゃない。でも、逃げながらも、できることはやる。
「80’sからずっとスター 黄色いナイスキャラ」

パックマンの歴史への言及。
時代を超えた普遍性
パックマンは1980年にリリースされ、40年以上経った今でも愛されています。
パックマンがスターであり続ける理由:
- シンプルなゲーム性(誰でも理解できる)
- 普遍的なテーマ(食べる、逃げる)
- キャラクターの魅力(黄色い円、シンプルだけど印象的)
- 世代を超えた認知度
「黄色いナイスキャラ」——この軽い言い方が、パックマンへの親しみを表していますね。
「Never stop Insert Coin済みやで人生は 気付いたらGAME OVER」

ここで、ゲームと人生の比喩が明確になります。
「Insert Coin済み」の意味
アーケードゲームは、コインを入れてスタートします。
「Insert Coin済み」=人生はもう始まっている:
- 気づいたら、ゲームは始まっていた
- 誰かが(親?神?)既にコインを入れている
- 自分の意志で始めたわけじゃない
- でも、プレイするしかない
「人生は 気付いたらGAME OVER」
この残酷な真実:
- 人生の終わりは突然来る
- 「気付いたら」=予告なし
- ゲームオーバー画面は来る
- だから、今を全力で
Insert Coin(誕生)
↓
プレイ中(人生)
↓
GAME OVER(死)
この構造、シンプルだけど真理ですよね。
「I’m PAC PAC! Let’s eat creation. I’m PAC! No hesitation!」

サビで、パックマンになりきった宣言。
「eat creation」という哲学
「creation(創造物)」を食べる。
この意味の深さ:
- 世界は創造物で満ちている
- それを食べる(消費する、経験する)
- 躊躇せず(No hesitation)
- 貪欲に、積極的に
「I’m PAC PAC PAC!」
この連呼の効果:
- パックマンの食べる音「waka waka」のようなリズム
- 自己肯定(私はパックマンだ)
- アイデンティティの確立
- ゲーム的な人生の肯定
「A temptation」
「誘惑」——ドット、フルーツ、全てが誘惑。
でも、誘惑に負けていい。むしろ、誘惑されろ。それがパックマン主義。
「お腹いっぱいってか夢いっぱい もう知らん間に家中きみでいっぱい」
ここで、パックマングッズへの言及。
ポップカルチャーとしてのパックマン
「アパレル stuffed toy 際限ないグッズ」
パックマンの商業的成功:
- Tシャツ
- ぬいぐるみ
- 無数のグッズ
- 家中がパックマンだらけ
「waka waka アニメ化 Of course, it’s done.」
メディアミックス展開:
- パックマンの食べる音「waka waka」
- アニメ化(もちろん実現している)
- 全方位展開
「俺んちパックマンの3/4のんあるけど遊びくる?(笑)」
このリアルな感じ:
- 本当にグッズを集めている人の発言
- 3/4(75%)という具体性
- 「遊びくる?」というカジュアルな誘い
- オタク的な幸福
私も、好きなゲームやアニメのグッズで部屋が埋まった経験があります。この「家中いっぱい」という感覚、分かります。
「飄々とした表情に憧れるよ 生き様から学びたい」
ここが、この曲の最も重要なメッセージだと私は思います。
パックマンの「飄々とした表情」
パックマンの顔——単純な円に、口だけ。表情の変化はほとんどない。
この「飄々とした」態度:
- 動じない
- 淡々とドットを食べる
- ゴーストに追われても、表情は変わらない
- クールな対応
「生き様から学びたい」
パックマンから学べること:
- シンプルに生きる
- 目的を明確に(ドットを食べる)
- 危機には逃げる(逃げることを恥じない)
- でも、チャンスには攻める(パワーエサ)
- 淡々と、でも貪欲に
| パックマンの特徴 | 人生への応用 |
|---|---|
| 飄々とした表情 | 動じない心 |
| シンプルな行動原理 | 明確な目的意識 |
| 逃げることを厭わない | 戦略的撤退 |
| パワーエサで攻守逆転 | チャンスを掴む |
「We are PAC-MANIA VICTORYや 行こうかな向こう側」
「PAC-MANIA」——マニアから主義へ。
「向こう側」へ行く
「ワープトンネル 突っ切って GO」
ワープトンネルの意味:
- パックマンには、左右の端にワープトンネルがある
- 入ると反対側に出る
- ショートカット、別次元への移動
- 常識を超えた移動方法
「向こう側」——現状の向こう、新しいステージ。
この冒険心:
- 現状維持じゃダメ
- 「向こう側」へ行こう
- ワープ(常識を超えた方法)を使ってでも
- 次のレベルへ
「逃げ切れ コンディション次第では Turn around, FIGHT BACK.」

これが、パックマン主義の核心です。
逃げることと戦うことの使い分け
「逃げ切れ」——基本戦略は逃げる。
「コンディション次第では Turn around, FIGHT BACK.」
この戦略的思考:
- 普段は逃げる(弱い時)
- でも、条件が揃ったら反撃(パワーエサを取った時)
- 「コンディション次第」という状況判断
- 振り返って(Turn around)、反撃(FIGHT BACK)
| 状況 | 行動 |
|---|---|
| 通常時 | 逃げる |
| パワーエサ取得後 | 攻める |
この生き方の知恵:
- 常に強気でいる必要はない
- 逃げる時は逃げていい
- でも、チャンスが来たら攻める
- 状況判断が全て
私は、この柔軟性が現代社会で生きる上で最も重要だと思います。「常に戦え」というのは無理。でも、「常に逃げる」のも違う。状況を見て、使い分ける。それが、パックマンの生き方。
最後の繰り返し — 人生ゲームの再確認
曲の最後で、冒頭の歌詞が繰り返されます。
ループ構造の意味
ゲームは、何度でも「Insert Coin」すればやり直せる。
でも、人生は:
- 一度きり
- やり直しはない
- でも、毎日が新しいステージ
- 同じことの繰り返しのようで、少しずつ進んでいる
「気付いたらGAME OVER」——だから、今を全力で。
まとめ:パックマン主義で生きる
「PAC-MANISM」は、パックマンというシンプルなゲームから、人生哲学を抽出した曲です。
パックマン主義の7つの教え
- 淡々と目的を追う(ドットを食べる)
- 危機には逃げる(逃げることは恥じゃない)
- チャンスは貪欲に掴む(フルーツをかっさらう)
- 飄々としている(表情を変えない)
- 状況判断で攻守を切り替える(コンディション次第で反撃)
- 常識を超える(ワープトンネルを使う)
- No hesitation(躊躇しない)
なぜパックマンなのか?
パックマンが人生の比喩として優れている理由:
- シンプルな構造(分かりやすい)
- 普遍的なテーマ(食べる、逃げる、戦う)
- 誰もが知っている(共有可能)
- 時代を超えた存在(40年以上のスター)
- ポジティブなイメージ(楽しい、かわいい)
ヤバイTシャツ屋さんの視点
この曲が素晴らしいのは、レトロゲームを「懐かしむ」だけではなく、そこから現代的なメッセージを抽出している点です。
ヤバTらしさ:
- ポップカルチャーへの愛
- 軽妙な言葉遊び
- でも、真面目なメッセージ
- 「ふざけてるけど、本気」というスタンス
現代を生きる私たちへ
パックマン主義で生きるとは:
- 完璧じゃなくていい(ドットを全部取れなくても)
- 逃げてもいい(弱い時は逃げる)
- でも、諦めない(ドットを食べ続ける)
- チャンスが来たら攻める(パワーエサ)
- 淡々と、でも貪欲に(飄々とした表情で)
最後に — Insert Coinは既に済んでいる
「Insert Coin済みやで人生は 気付いたらGAME OVER」
この真実:
- あなたの人生ゲームは、既に始まっている
- コインは誰かが入れた(親、運命、神)
- 終わりは突然来る
- だから、今を全力で
I’m PAC PAC! Let’s eat creation. No hesitation!
創造物を食べよう。躊躇せずに。 ゴーストにガン飛ばしながら、逃げよう。 でも、コンディション次第では、振り返って反撃しよう。
あなたも、パックマン主義で生きてみませんか?
黄色い、飄々とした、でも貪欲な、あのキャラクターのように。
We are PAC-MANIA!


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