2025年10月11日、TBS系で生放送された『キングオブコント2025』。
史上最多3449組がエントリーしたお笑い界最大のバトルで、栄光の18代目キングの座を手にしたのは――ロングコートダディ!
しかも彼らが引き当てたのは、もっとも不利とされる**「トップバッター」**。
しかし、そのハンデを笑いに変え、前人未踏の“トップバッター優勝”を果たしました。
まさに“令和のお笑い史”を塗り替える瞬間でした。
■ 優勝までの経緯:2年連続トップバッターの奇跡
ロングコートダディ(堂前透・兎)は、昨年に続き2年連続でトップバッターとして登場。
ファーストステージで474点、ファイナルステージで471点を叩き出し、合計945点で堂々の優勝。
過去にトップバッターで優勝したのは東京03とシソンヌの2組のみ。
10組制の現行ルールでは、東京03以来の快挙となりました。
堂前はステージを終えた直後、少し涙ぐみながらこう語りました。
「トップバッターってやっぱり怖い。でも、やっと笑いで勝てた気がします。」
一方、兎は「泣いてません。感極まっただけです」と照れ笑い。
コンビ結成から16年目、悲願のキングの座に輝きました。
■ ネタ内容と審査員の評価:「地底人と少年」に爆笑の渦
ファーストステージで披露したネタは「地底人と少年」。
堂前が演じる無邪気な少年と、兎扮する地底人のテンポの良い掛け合いが炸裂。
独特の“間”と“脱力感”が笑いを生み出し、会場を完全に掌握しました。
審査員たちのコメントも絶賛の嵐。
- 山内健司(かまいたち):「低い点はつけられない。構成が完璧すぎる」
- バイキング小峠英二:「自信がないとできないネタ。これぞロングコートダディ」
- 松本人志(特別審査員):「地底人のボケ方、異常に面白い(笑)」
お笑い玄人が唸る完成度。
SNSでは放送直後から「笑いすぎて腹筋崩壊」「ネタ構成が神」「地底人優勝w」などの投稿が急増し、
X(旧Twitter)トレンドでは「ロングコートダディ」「地底人」が1位と2位を独占しました。
■ ファイナルステージ:頂上決戦で笑いを制したのは“余裕の空気”
ファイナルでは、や団・レインボーと三つ巴の戦いに。
どの組も渾身のネタを披露する中、ロングコートダディの“自然体の笑い”が際立ちました。
最終結果は以下の通り:
| 順位 | コンビ名 | 合計得点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 🥇1位 | ロングコートダディ | 945点(474+471) | トップバッターから優勝 |
| 🥈2位 | や団 | 非公開(最終進出) | 昨年より構成力アップ |
| 🥉3位 | レインボー | 非公開(初進出) | 初出場で健闘 |
トップバッターでの優勝は3組目。
しかも2年連続トップバッターという異例の挑戦を勝利で終えたのは、彼らだけです。
■ ロングコートダディとは?“緩さ”と“知性”の化学反応
- 結成:2009年(NSC大阪校31期生)
- メンバー:堂前透(福井県出身)・兎(岡山県出身)
- 所属:吉本興業
- スタイル:コント・漫才の“二刀流”
2019年「上方漫才協会大賞 文芸部門賞」、
2021年M-1グランプリ4位、2022年3位、2024年キングオブコント準優勝、
そして2025年——ついに悲願の優勝。
彼らの最大の魅力は、“ゆるく見えて緻密”。
堂前の知的なボケと兎の感情的なツッコミが絶妙に絡み合い、観客を独特の“空気”で包み込みます。
■ コンビの歩みと苦難の再結成
一度は解散も経験したロングコートダディ。
それでも「もう一度一緒にやりたい」と兎が堂前を説得し、再結成に踏み切ったのが2011年。
以来、地道に劇場を回り、ネタを磨き続けてきました。
堂前は過去のインタビューでこう語っています。
「俺らは派手さがない。でも、笑いの質だけは絶対に妥協したくない。」
その信念が、今回の優勝へと繋がりました。
■ 優勝後の反響:テレビ・SNS・芸人仲間が祝福ラッシュ
優勝直後から各局ワイドショーが速報テロップを流し、
SNSでは「ロングコートダディ 優勝」「地底人コント」が急上昇。
お笑い仲間からも祝福コメントが相次ぎました。
- 見取り図・盛山:「やっと来たな。トップバッターで優勝ってロコディしかできへん」
- かが屋・賀屋:「構成が芸術。お笑いの教科書」
- 東京03・飯塚:「トップバッターで勝つ快感、よう分かる」
堂前はXで「本当にありがとうございます。地底で泣いてます」と投稿。
ファンからは「地上に出てきてくれてありがとう」とのコメントが殺到しています。
■ 優勝後の今後:単独ライブ・全国ツアーはいつ?
現在、ロングコートダディの公式サイトおよび吉本興業のプロフィールページでは
単独ライブやツアーの日程は未発表。
しかし、過去のキングオブコント優勝者(サンドウィッチマン、東京03、シソンヌなど)も、
優勝から1〜2か月以内に凱旋ツアーを開催しており、
今回も全国ツアー発表は時間の問題と見られています。
SNSやYouTubeチャンネル「ロングコートダディ公式」では随時最新情報が更新されているため、
フォローしておくと見逃しません。
■ まとめ:史上最多3449組の頂点、ロングコートダディが掴んだ“笑いの王冠”
- トップバッターで優勝という歴史的快挙
- 16年目で悲願達成、緩くて深い唯一無二のコント世界
- SNS・芸人仲間・視聴者全員が祝福する“お笑い界の希望”
2025年のキングオブコントは、ただの大会ではなく、
「お笑いの“粋”を極めた者たちが、笑いの力で時代を動かした夜」でした。
これからのロングコートダディがどんな“次元”の笑いを見せてくれるのか——
お笑いファンは、目が離せません。


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