2025年6月10日、元衆院議員・山尾志桜里氏が突如として国会内で2時間半に及ぶロング会見を開催しました。夏の参院選・全国比例区への立候補を正式に表明したこの会見は、かつての“政治家スキャンダル女王”の再起劇として注目を浴びたものの、結果は世論とメディアからの集中砲火。
会見中に飛び交ったのは、2017年に報じられた既婚男性との「ダブル不倫疑惑」や、地球5周分とも揶揄されたガソリン代の不正支出疑惑、議員パスの私的使用など、数々の疑惑についての質問。そのすべてに対し、山尾氏が繰り返したのは――
「8年前に申し上げたことがすべてです」
◆【引火】なぜ今?“不倫疑惑”再燃に世間がザワつく
山尾氏は会見の冒頭から不倫疑惑に関する質問を浴びせられました。記者の1人が放った最初の質問は、「改めて不倫の事実を否定されますか?」というもの。
それに対し山尾氏は、かつての説明をなぞる形で、
「当時の会見で申し上げたことは事実です。そういう事実(不倫)はございません」
と断言。加えて、
「いろいろな立場の方がいる中で、これ以上新しい言葉を紡ぐことは控えたい」
と、詳細な説明を避ける姿勢に終始しました。
これに対してSNS上では、
- 「何のための会見だったの?」
- 「“誠実に答える”って言ってたのに、ゼロ回答じゃん」
- 「今さら立候補?亡くなった相手の奥さんの気持ちは?」
などと批判が噴出。
◆【衝撃】「事情は存じ上げません」発言がSNS炎上の火種に
会見中、記者から「不倫疑惑の相手男性の奥様が、その後自ら命を絶ったという報道があるが、立候補する資格があるのか」と問われた際、山尾氏はなんと、
「そのような事情は存じ上げません」
と一言で済ませました。
この発言に、SNSは炎上モードへ。
- 「この冷たさが怖い」
- 「知らないでは済まされない」
- 「命の問題に鈍感すぎる」
と批判が殺到し、ツイッター(X)では「#山尾志桜里会見」がトレンド入り。
◆【再び蒸し返される】“ガソリン代地球5周”と議員パス問題
山尾氏はこれまでに「ガソリン代計上が異常」と指摘されてきた“地球5周分”の支出問題についても釈明。
「秘書が他人のプリカの領収書を持ち込み、それで経費精算していた」
と主張し、自身の直接的な関与は否定しました。
また、議員パスを使って私的旅行をしていた問題については、
「私的な用事を済ませたのは事実。しかし、謝罪が遅れたことが問題だった」
と認めながらも、再発防止や具体的な対応についての言及はなし。
◆【反省?説明?】「謝罪の姿勢」を演出も、記者から怒号飛ぶ
山尾氏は会見の中で、
「8年前の自分には大変なおごりがあった。未熟だったと深く反省している」
「現職議員時代に欠けていた姿勢、今は変えたいと思っている」
と、何度も反省の言葉を繰り返しました。
しかし、記者からは「なぜ会見を開いたのか?」「説明責任を果たしていない!」と怒号が飛び交う場面も。
最も注目されたのは、会見中に記者が放ったこの一言:
「“すみません”“ごめんなさい”は聞き飽きました。説明してください。」
これに対しても山尾氏は曖昧な回答を繰り返し、核心には触れず――。
◆【ネット民の声】“逃げ会見”“誠実さゼロ”の評価相次ぐ
会見終了後、各種SNSには視聴者の率直な意見が続々投稿されました。
- 「反省してるなら、具体的に行動で示して」
- 「誠実な対応って、説明しないことじゃない」
- 「被害者に対するケアが皆無で不誠実すぎる」
と、山尾氏の政治家としての“復活劇”は、再び炎上によって暗雲が立ち込めています。
さらにX(旧Twitter)では、会見終了直後に「#山尾志桜里アウト」「#ゼロ回答」がトレンド入り。
2時間半の会見は、信頼回復どころか“傷の上塗り”になったというのが、多くの有権者の印象だったようです。
◆【一次情報】山尾氏会見の注目ポイントまとめ
質疑テーマ | 山尾氏の主張・回答 | 評価・反応 |
---|---|---|
不倫疑惑 | 「そういう事実はない」「8年前と変わらず」 | ゼロ回答、説明回避との批判 |
相手妻の自死 | 「事情は存じ上げません」 | SNS炎上の決定打に |
ガソリン代疑惑 | 「秘書の不正精算」 | 自身の関与を否定 |
議員パス問題 | 「私用だったが謝罪が遅れた」 | 政治倫理への疑問残る |
再起への思い | 「説明責任果たしたい」「反省している」 | 言葉ばかりで行動伴わず |
◆【考察】なぜ山尾氏は今、立候補するのか?
今回の参院選出馬表明は、明らかに「一度失われた政治的信頼の回復」を狙ったものです。しかし、会見を見る限り、
- 有権者への誠実な説明
- 被害者や関係者への謝罪
- 社会的責任の取り方
といった政治家としての信頼を取り戻すアクションがほぼゼロであることが浮き彫りになりました。
本人の弁明に信頼性があるか、姿勢が変わったかを問う前に、「言葉だけ」のパフォーマンスに終始していないかを国民は見ています。
【結論】この会見は「信頼回復の第一歩」か? それとも「墓穴」か?
山尾志桜里氏の2時間半に及ぶ記者会見は、表面的には「反省」と「説明責任」を掲げながらも、実態は“曖昧な謝罪”と“核心からの回避”の連続でした。
- なぜ今、出馬するのか?
- なぜ説明を避け続けるのか?
- 過去の問題への償いはどのように行うのか?
これらに明確な答えがないままの出馬表明は、有権者の信頼を得るにはあまりに無理があると言わざるを得ません。
政治家に必要なのは、「ごめんなさい」ではなく、「どう償うか」。
このまま立候補を強行すれば、山尾氏の政治生命そのものが再び“炎上”で終焉を迎える可能性すらある――それが、多くの国民の正直な見方です。
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