風鈴、夏の風物詩【朝礼ネタ・一言スピーチ】12

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風鈴

風鈴、夏の風物詩

風鈴は日本の夏を彩るアイテムです。

本体と風鈴のなかの舌(ぜつ)、舌からつりさげられた短冊で構成され、風を受けて短冊が揺れると舌が風鈴本体にあたり音が鳴る仕組みになっています。

起源は、中国、唐の時代の占風鐸(せんぷうたく)で、占いに使われていました。占風鐸を竹林にぶらさげて、音や風の方向から吉凶を占っていたのです。

仏教とともに占風鐸は日本に伝わり、江戸時代になると、オランダからガラスが伝わったことで江戸風鈴の原型が作られました。

しかし当時のガラスは高価で風鈴も庶民の品ではありませんでした。風鈴が庶民の身近な存在となったのは1890年頃(明治20年頃)とされます。

現代では、金属、ガラス、陶器製などの風鈴があり、金属製はリーンと音が長く響き、ガラス製だとチリンチリンといった音がします。

金属製は岩手の南部鉄器製の南部風鈴、富山県高岡市の真鍮製の高岡風鈴が有名で、ガラス製は東京の江戸風鈴がよく知られています。

日本の住宅事情や社会環境の変化、近所との騒音トラブル、エアコンの普及など、風鈴は以前ほど見かけなくなりました。

しかし東京浅草寺のほうずき市、神奈川の川崎大師の風鈴市、埼玉の川越氷川神社の縁結び風鈴などで、今なお沢山の風鈴が飾られます。

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