達磨不識
おはようございます。
皆さんは、「達磨不識」という言葉をご存知でしょうか?
これは、自分が何者であるか、もしくは自分という人間や自分のしたことにどれほどの価値があるかは分からない、という意味の言葉で、達磨大師が言ったとされる言葉です。
昔、中国の梁という国を治めていた皇帝と達磨大師の会話で、
皇帝 『私は仏のためにたくさんお寺を作り、お布施をしてきました。どれほど価値があるでしょうか?』
達磨 『あなたのした事に価値があるかは、分からない』
皇帝 (ムッとしながら)『では高名な僧侶であるあなたに価値はあるのですか?』
達磨 『不識!(それは分からぬ)』
というものがあり、また、自らの戦に義を感じながらも、果たして家臣がそれに納得しているか疑問に感じていた上杉謙信が、とある高層からこの話を聞いた後、戦に勝利するたびに領土や褒美を与えるようになり、より家臣との結束が深まったというエピソードもあります。
仕事にあたるにしても、自らの行いや功績に価値を見出したり、自己満足になることを避け、世のため人のために尽くす心を忘れずにいたいものですね。
ということで今日も一日、世のため人のために戦いましょう!
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